リスク管理

患者さまに安心していただくために

施術所における対策の例

(1) スタッフの体調チェック
・スタッフの体調(感冒症状の有無、体温)を毎日チェックする。
・利用される患者さまに、スタッフの体調が分かるように張紙も良い。
・休息をしっかりととる
(2) 換気の確保
・施術ごとに窓明けができれば患者さまは安心できる
・施術時は常時換気扇を作動させる
(3) 室内の湿度調整
・加湿機能のある空気清浄機を利用する
・カーテン等を霧吹き等で湿らせる
(4) 手洗いとスキンケア
・施術の度に手洗いを行うことが望ましい
  手洗いの動画(厚生労働省)
  https://www.youtube.com/watch?v=Eph4Jmz244A&t=1s
・手荒れ予防の配慮をする
  看護学生の手荒れと予防策に関する検査(大阪信愛女学院)
  http://www.osaka-shinai.ac.jp/library/kiyo/44/yabuuchi.pdf
    
  看護師の手荒れの症状と程度
  手荒れ予防ローション設置前後の変化について
  (金沢大学学術情報リポジトリ)
https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=27196&item_no=1&page_id=13&block_id=21
  
  効果的なハンドクリームの塗り方とは 〜使用料の目安と温め方〜
  https://www.youtube.com/watch?v=otJvTnFvHHE

(5) 施術スペースの防水性を確保
・施術用ベッドのカバー類や脱衣カゴ等は、防水性のある素材を利用し、施術ごとに消毒アルコールの噴霧等でウイルスの除去に努める
・カーテンも抗菌性のある素材を利用する
(6) 噴霧・払拭によるウイルスの除去
・施術ごとに患者(利用者)が触れるところは、消毒用アルコールの噴霧や次亜塩素酸水(100ppmより高濃度)で払拭してウイルス除去を行う。
・《注意》消毒用アルコールは可燃性のため、ファンヒーターやストーブなど火気のあるところでは絶対に使用しない
(7) ディスポーザブルシーツ等の使用
・施術ごとにベッド表面の敷物を交換すること。
・防水カバーの上に不織布のディスポーザブルシーツを利用
・または、施術ごとにカバーを交換し速やかに洗濯する
・カバー類を交換する際にはディスポ手袋使用
・使用面を持たないようにして交換する
(8) スリッパ等のウイルス除去
・室内スリッパを利用する場合は、抗菌効果・防水素材のものを利用する
・使用前と使用後では置き場を変え、使用後は消毒用アルコールや次亜塩素酸水でウイルスを除去する

(9) 洗濯
・施術の際にでた洗い物はなるべく早く洗濯する
・洗濯物は患者の使用する面を持たずに交換する
(10) 着替え
・本来であれば、施術の際に防護ガウンを着用し、患者ごとに交換するのが望ましい
・休憩時には白衣等を脱ぎ、ウイルス除去などできれば良い
・施術中に身につけていた物は、基本として殺菌・消毒という考え
・施術所外にウイルスを持ち出さないと考える
・施術所や家庭にウイルスを持ち込まないと考える