患者さまに対して

 施術所や出張施術を利用される患者(利用者)さまが感染しないために、国家資格を持つ鍼灸師・マッサージ師として、感染予防には充分は配慮を講じるが、施術者だけの努力では不十分であり、地域で感染症が拡大させず早期に終息するように、患者さまにも理解していただけるように働きかけることが大切です。患者さまが施術中に圧迫感や緊張感を感じないように充分に中止しながら、自らが地域の感染拡大防止に努めるように啓蒙することも鍼灸師・マッサージ師の役目です。
また、コロナ禍により世情も緊迫していますので、患者さまも様々なストレスを抱えています。鍼灸・マッサージはその業務の形態から、患者さまと共有する時間が比較的長い医療職になります。その施術時間を通じて患者さまの持つ苦悩や不安などを傾聴して、身心が充分にリラックスできるよう心がけましょう。


(1) 患者さまにお願いすること
・施術を利用される患者さまや付き添いの方に対しては、「もしよろしければ」「可能であればお願いしたいのですが」と前置きして鍼灸・マッサージが安心して行えるように協力を依頼しましょう。
(2) 予約時
・なるべく院内が密にならないような時間配分で予約を入れる
・来院時に感冒症状があれば、施術を見合わせることも予約時に伝えておく
・来院時には検温することをお伝えする
・付き添いや通訳等も来院者としてカウントする
(3) 来院時
・患者の来院時には必ず体調や感冒症状の有無を問いかける
・検温をお願いする(スタッフの体温が張紙してあれば患者側も協力しやすい)
・手指の消毒をお願いする(消毒液は分かりやすいところに)
(4) 待合室
・待合室の椅子一人一人の座る間隔を広くとる
・患者さま、付き添い者にはマスク着用をお願いする
・洋式トイレはフタをしてから推薦してもらう
・椅子やスリッパの消毒には理解してもらう
・真夏や真冬であっても待合室の換気優先に協力してもらう
(5) 施術時
・施術中はなるべくマスク着用をお願いする
・ベッドサイドのゴミ箱にはビニール袋をかけ、ティッシュなどのゴミはその中に入れてもらう
・施術を通じて、一人一人の感染予防によってコロナ禍も終息に向かうとして、その協力関係であるよう呼びかける(施術中に圧迫感や緊張感が生じないように配慮)
(6) ご帰宅時
・会計時はトレーの利用
・キャッシュレスの導入
・患者さまの手指消毒をお願いする
・上着などをスプレー殺菌